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大人は判ってくれない-弁理士法違反者逮捕ニュースに思う-

忙しすぎて、ちょっとブログを放置しすぎていることを反省しているブログ主です。

先月、弁理士法違反容疑で逮捕者出たとのニュースがありました。
(ニュースのリンクは、コチラ
弁理士会のHPでも掲載があります。

容疑者は、企業知財出身で、ある機関で相談員をやられている際に
依頼を受けて行っていたみたいです。
名前で検索すると公的機関での活動実態が出てきたりします。
(これは、さすがに弁理士会は、怒り心頭でしょう)

こういう事件があると、資格制度そのものに疑問を投げかける人もいらっしゃいます。
いわく「本当に出願業務に弁理士資格が必要なのか?」と。
私なんぞは、明細書を書かないし書けないことを本ブログをはじめ、
様々なところで公言していますので、
そうするとなおの事言われてしまうのです。
「実務に紐づいていない試験受かっただけの奴に意味は無い。
実務経験が何より大事だ!」
という言葉を付加して。


まぁ、そもそも資格が無いのに実務経験がある人が弁理士の総数より多いのが問題のような気もしますが、
そこは一旦別にして、お話をさせて頂きます。

では、大事と言われている(今回の非弁逮捕者も有していらっしゃったであろう)実務経験とは、
そのクオリティは何で担保されているのですか?
その経験に基づくお仕事をきちんとしたチェックを通過されているのですか?


「実務経験で特許出願をやっている。
特許には審査制度があるのだから、当該審査をもってチェックを受けてきている」
というご意見もあるかと思います。
だけど、本当にそれだけで良いのですか?

特許権は、「権利になれば事足りる」わけではありませんよね。
実施する予定の発明を充足していますか?
そもそも実施を予定とした出願ですか?
社内における他の技術(特許権を含む)とリンクが取れて特許網を築くのに役にたちますか?
他人の競業品を排除したり、他社にプレッシャーをかけられますか?
最終的な権利行使に耐えられますか?

少なくとも私が知っている弁理士の方の多くは、
これらの項目に気を配っていただけています。
私自身も企業ない弁理士としてチェックにおいて、
これらの点にかんして色々な方向から検討しています。
そのような考察が可能とは思えない非弁行為に、
重要な知的財産を預けることは、やはり知財立国を目指す日本社会においてきわめてリスキーだと考えますが、
如何でしょうか。

まぁ、いくら言ってもまともに食べていけていない低収入弁理士の戯言としてしか受け取っていただけないのでしょうけど。


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プロフィール

春来亭小龍

Author:春来亭小龍
メーカー勤務の弁理士です。
落語家ならぬ知財業界の落伍者です。
おっさんです。
万年ダイエッターかつ万年婚活中です。

日本弁理士会と日本口琴協会に所属しています。
趣味でジャズサックスと倍音楽器(ディジュリドゥ、口琴)とPalmTopMusic(DS&ipad)をやっています。

美人と音楽と御酒が好きです。
ブスとバカと仕事が嫌いです。

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